プチ杯
さくらんぼ記念
枠順
開催者の呟き
2005年初のレースが開催されようとしている。
新たな年の幕開けと共に、新たな公式杯が幕を開ける。
そして、新たな伝説も……?
チュウたちの紹介
一枠に颯爽と登場したのは、ラッキー氏のダンディータコ。
初登場以来公式杯三連覇という偉業を成し遂げてきたラッキー氏が満を持して送り出す新鋭です。
印からして普通ではないが、果たしてどれだけの実力を秘めているのか?
一気に場内のボルテージが高まりました、Jun氏のあくまのきしの登場です!
現役最強と言われながら、ついに手にすることの無かった公式杯の栄冠。
その前哨戦で、ついにあくまの末脚が炸裂する時が来たか。
続いて五枠に枠入りしたのがアエラス!彗氏所有です。
今大会から初出場の彗氏については全くデータがありません。
どうやら器用さと瞬発力に自信があるようですが、その実力は全くの未知数!
奇数番最後の枠に収まったのはリーファルジェント!
公式杯では初めての紹介となりますが、その実力は周知のこと。
果たしてこの勝負巧者、どこまでレースに絡むのでしょうか。
今度は偶数版の枠入りとなります。
二枠にすんなりゲートイン、ノリ氏のヘブンズグライド。
競り合い続けるなら誰にも負けない、勝負根性の塊のような一匹です!
その化け物のようなスタミナを生かせる長直線勝負、勝機到来に沸きます、ノリ陣営!
公式杯へは二度目の参加となります、真田紀行氏の天鼠がゲートイン。
予選敗退を喫した前大会とは比べ物にならない成長が感じ取れます。
果たして、第十一回公式杯への前哨戦にて、切符を掴むことが出来るのか!?
続いて六枠に枠入りしたのは、管理者出走のアスモデウス!
名前のインパクトだけはあくまのきしにも引けを取りません!
果たして、名前倒れでないことを見せ付けることが出来るか。
最後に枠入りを済ませたのは、コチラも紹介は初めてというマイベスト。
実力はあるものの、このメンバーと比べられては色あせてしまうか。
いいえ、まだまだ現役であることを証明する舞台です、万全の仕上げでレースに臨みます!
以上、八匹が枠入りを終えました。
それではプチ杯〜さくらんぼ記念〜の発走です……ファンファーレが鳴り響きました!
レース結果
好スタートを切ったのは三枠あくまのきし、いきなり勝負に出ましたっ!
一枠のダンディータコ、五枠アエラス、六枠アスモデウスも最初から飛ばしております。
僅かに遅れ気味なのが二枠ヘブンズグライド。その少し後ろに天鼠といったところでしょうか。
リーファルジェント、マイベスト辺りはじっくりためてスタートを切った模様。
道中の隊列にはほとんど変化がありませんが、少し天鼠が下がったか。
前を行く五匹はほとんど互角のスピードで競り合っていますが、中でもヘブンズグライドの脚色が良い!
この時点で既に勝負根性を発揮している模様です。
さあ、そのままのスピードを保ったまま、第三コーナーに突入します。
最初にあくまのきし、あくまのきしが大外に持ち出しました。
そのすぐ内側をダンディータコ。まだ大外に出てしまいそうな勢いです。
その二匹を尻目に、内側を回っていくがヘブンズグライド。
ほぼ同時に、くっ付くようにマークしているのがアエラス、一気に上がってきました。
遅れを取るまいと懸命に食いついているのがアスモデウス。
段々遅れが目立ってきましたか、天鼠!ここで温存したスタミナを一気に使い始めたのがリーファルジェント、更に遅れてマイベスト!
やや二分された状態ですが、前も後ろも団子状態!
恐ろしいまでの混戦です!
さあ、今度は先頭が第四コーナーを……おおっと、これはどうした、一体何事があったのか!?
少し後方集団に目を走らせているうちに、突然ダンディータコとあくまのきしの位置が入れ替わっています!
この瞬間何が起こったのか分かりませんが……この一瞬の移動、もはや鼠の常識を超えています!
おっと、まるで手品のような光景に見とれている間に、いつの間にか先頭が第四コーナーを通過!
先頭はあくまのきし、あくまのきしが先頭です!
今度こそ、そんなJun氏の期待を背に、長直線で最大の加速を見せ付けます!
すぐ内側にヘブンズグライド!待ってましたとばかりにエンジン全開!
すぐ傍にアエラス!未知数の実力者、一気にここで表方のエース達に殴り込みをかけます!
やや外に持ち出しているのがダンディータコ、そして内側をアスモデウス!
これは大混戦です!
そこへやや遅れてやってきたのがリーファルジェント!
同じく天鼠も第四コーナーを回る!傍にはマイベストがいるぞ!
しかし、三匹はあまりにも前と離れすぎているか!!
直線半ばを通過して、先頭は依然あくまのきし!
しかし、じわじわと脚を伸ばすヘブンズグライド!この脚は悪魔を越えている!!完全にあくまを越えているぞ!
アエラス、アスモデウスの二匹が全く同じスピードで前を窺いますが、全く詰められません!
アスモデウスを突き放したダンディータコが、アエラスまでも取り込もうと必死に脚と吸盤を伸ばしますが、まだ遠い!
しかし、直線はまだあるぞ!
後方からリーファルジェントが追い上げますが、前とは十身差以上の差があります!
天鼠、マイベストも遅れながらやってきますが、これはもう差が開く一方だ!
ゴールまで後僅か、直線も残り僅かとなりました!
ほとんど状況は変わらずですが、ヘブンズグライドがついにあくまのきしと同じところまでやってきた!
このヘブンズグライドからは二身差ほど遅れをとっていますが、アエラスがまだ三番手を保っています!
しかししかし、ヘブンズグライドと同程度のスピードで、明らかにアエラスを捕らえようとする勢いでダンディータコが追い上げる!
アスモデウスはもう付いていくのが精一杯か!
ゴール目前で、先頭はあくまのきし!
が、ほんの僅かに勢いが上回っているのがヘブンズグライド!
この超高速決戦でありながら、二匹はお互いが止まっているように見えるのか!
今、二匹ほぼ並んでゴールイン!!
体勢はほぼ互角、しかし、僅かにヘブンズグライドの勢いが勝ったか!?
その二身差後ろでも、全く同じような状況が展開されていました。
アエラス、ダンディータコの二匹のゴールも全く差がありません。
何と、写真判定が二回行われるという異例の結果を呼びました!
レース中のマトリックスといい、レース後の写真判定といい、未だ嘗て無い事態が続発しております!
写真判定の結果が出るまで、しばらくお待ち下さい。
写真判定の結果が出ました!
結果は……一着、ヘブンズグライド!最後の勢いが勝りました!
二着のあくまのきし共々、第十一回公式杯、決勝のステージへの優先出走権を手にしました!!
そして気になるもう一つの争い、三着争いを制したのはダンディータコ!
僅かにハナ差、直線がもう少し短ければ……初登場のアエラス、惜しくもダンディータコに敗れました!
五着は追いきれなかったアスモデウス。
ここで一気に差がつき、六着にリーファルジェントが入ります。
七着は、ギリギリで天鼠を交わしたマイベスト。
そして、最後の最後に天鼠がゴールに飛び込んだ模様です。
プチ杯〜さくらんぼ記念〜はヘブンズグライドの勝利で幕を閉じました!!
プチ杯〜さくらんぼ記念〜全てのファイルをダウンロード
トップページへ