プチ杯〜さくらんぼ記念〜




大会結果発表&回顧



「杯」なのか「記念」なのか、実のところ名前からして型破りなプチ杯〜さくらんぼ記念〜。
(ちなみに、競馬で言うなら公式杯がG1、プチ杯がG2〜G3といった格付けである)
今まで「公式杯」は「条件戦、ステップレース」などの特別戦も含んできたが、2005年よりその役割を分離することになった。
そんなプチ杯の最初の開催。景品は「1、2着には第十一回公式杯の決勝への参加権(予選不要)」だった。
開催サイドとしては初の試みである「しりとり距離決定方式」を取り入れるなど、新しさがプンプン漂っていた。

正直な話、開催サイドには絶えず「どれだけの参加があるのか」という不安があった。
しかし蓋を開けてみれば……現役でも最強レベルの鼠が集うというハイレベルな争いとなっていた。


チュウ紹介

恒例ではあるが、順位の高かった順に紹介させていただきたい。

○ヘブンズグライド  一位
瞬発力、速力にやや不安があるものの、抜群のスタミナと根性で最後まで走りぬいた。
ずば抜けて器用な一匹だが、そのスタミナに全てを任せた走り方はむしろ不器用と言える。その一徹ぶりがまた愛らしい。
今大会堂々の一着。


○あくまのきし  二位 
何故か公式杯とは相性が悪いJun氏のエース。
その実力の高さは疑う余地も無く、今大会でも最後までトップを維持していたのだが……。
僅かでも突出した能力が無いという絶妙なバランスが、却って悪い結果を招いたか、今大会も二位。


○ダンディータコ  三位 
印を完全に信用するならば、何とあくまのきしから器用さ以外全ての印を奪い取るという強者。
しかもその不器用さが、逆に進路を邪魔されないという利点を生み出すことも。
あくまのきしすら越えるその能力には「最強」の呼び声も高い。
だが、不器用さは最後まであだになってのしかかった。今大会三着。


○アエラス 四位 
私の知っている限りでは、マウちゅう界に初登場の彗氏。同時に初登場のアエラス。
その実力は未知数なところもあるものの、瞬発力、器用さの高さで好位をキープ。
最後、惜しくもダンディータコにハナ差でかわされてしまったが、逆に言うとダンディータコと互角の勝負を演ずることの出来る実力を持っていることの証明でもある。
今後の更なる発展に期待したい、今大会四位。


○アスモデウス  五位 
前大会から続いての参加。mati陣営ではNo1の根性の持ち主で、その走り方は第九回公式杯条件戦の「熊胆」を思わせる。
それにしても、最近の大会はこれくらいの実力では上位入賞出来ないらしい。
頑張らねば。今大会五位。


○リーファルジェント  六位 
ゲーム中最強の一匹。実のところ、バージョンアップによって初めて登場した時はビビったものだ。
流石にこの頃の大会では上位に食い込むことも出来ないか、今大会六位。


○マイベスト  七位 
同上。七着。(おぃ)


○天鼠 八位 
前大会から二連続の参加となる真田紀行氏の一匹。
前回よりは強いチュウだが、残念ながらまだまだ実力不足という他無い。
まずはリーファルジェントに完勝するのを目先の目標として欲しい。



レース解説



前回の回顧から取り入れているレース解説。
読者の皆様から好評をいただいたとは一度も聞いたことがないのだが、何となくやりたくなった。

今回のレース、ほぼ全てのチュウが全力を出し切れたと思われる。
問題は、第三コーナーと第四コーナーの間にて起こった珍現象である。

第三コーナーに滑りこんだのは、明らかにあくまのきしの方が早かった。
続いてダンディータコが滑り込んでいったのだが、あくまのきしを吹き飛ばす勢いでコーナーを曲がった。
この時点で、ダンディータコは「あくまのきしという名の壁」に跳ね返され、内側に踏みとどまったように見えた。

しかし、、、次の瞬間、ダンディータコは明らかにあくまのきしより外側に来ていた。

もはやマトリックスの世界である。

ひょっとすると、二匹とも余裕を見せ過ぎたのが原因でこの順位に落ち着いたのではあるまいか。
だとすればその実力はネズミの枠を遥かに超越しているように思えてならないのだが。。。

総評
随分と白熱した大会になった。
常連のチュウの実力にも上限が見え隠れしてきたことだし、新規参加者にも優勝のチャンスがありそうだ。

次回開催は三月末、公式杯=春=の予定。
それにしても、次大会では“極限”のレベルに達する気がして怖い。




反省
過去の大会、まだ再Up出来てません。URLを変更するだけなのに……それが数十個あると思うと面倒で手に付かない(笑)